水中モルタル

 

コンクリート、モルタルを水中へ打設する技術。

 
   水中不分離性コンクリート混和剤
水中では、普通の生コン、モルタルはセメント、骨材が分離し硬化しずらい性質を持っています。そこで、材料分離のしにくい状態にする混和剤を使用して施工します。

ユニショットA−10
      1.コンクリート中で短時間で溶解し、所要の性能を発揮。
      2.高純度で、常に品質が一定しています。

ユニショットF−350
      1.スランプロスが少なく、流動性を長時間保持します。
      2.ユニショットA−10の不分離抑制効果に悪影響を与えない。

項目 ユニショットA−10 ユニショットF−350
外観 白色粉体 淡褐色液体
主成分 非イオン性セルロースエーテル メラミンスルホン酸塩
粘度 1500mPa.s以上(1%) 50〜100mPa.s
比重

1.20〜1.22
 


 施 工 例

Φ75mm X 17M の管が、地表より垂直に地面へ差し込まれている。管内には地下水が入り込んでいるが、そこに注入をして硬化させる。

 1M3あたりの配合表
セメント 混練水 骨 材 不分離材 減水剤
珪砂5号 珪砂6号 A−10 F−350
(Kg) (Kg) (Kg) (Kg) (Kg) (Kg) (Kg)

686

350 501 501 3.5 8.75 1.37
 

 不分離モルタル製造工程

セメント

珪砂5号

珪砂6号 減水剤           混練水
   
攪 拌  
  攪 拌
A−10  
   
攪 拌           攪 拌                
 
F−350
 
攪 拌
 
ホッパー
 
ポンプ
 
注入孔
1.パイプ内部の一番奥まで、サクションホースを差込む。

2.注入パイプ付近に設置したホッハ゜ーに規定配合の不分離モルタルを投入し、ポンプで圧送する。

3.パイプ内部の一番奥から、注入圧によってサクションホースが自然浮上してくるように注入し、隙間を作らない。
4.注入管内部に有る水が浮上し終わり、不分離モルタルが十分オバーフローする事を確認する。