ワイヤレスで容易に構造物の内部をセンシングできる

RFID腐食環境検知システム

RFID腐食環境検知システムとは-
 鉄筋コンクリート構造物内の鉄筋が、腐食する環境となったか否かを検知するシステムです。
 コンクリート構造物の3大劣化として挙げられる『塩害』は、コンクリート表面から出た「さび汁」によって発見されます。 しかし、このときにはすでに鉄筋の腐食は加速的に進行しており、速やかに対策を行わないと大規模な補修が必要となる恐れがあります。
 本システムは、『塩害』をはじめとする腐食環境を事前に察知し、鉄筋の腐食を未然に防ぐことを目的としたものです。
 対象となる劣化現象は塩害のほか、中性化、化学的腐食などが挙げられます。 
パッシブRFID技術を使い、無線でデータ採集が可能-
  リーダライターを起動させ、アンテナ面をRFIDタグの埋設位置に翳すだけでデータが読み込まれます。
 測定用リード線を必要としない為、維持管理・点検がスムーズで外観もスッキリ。
 また照射された電波で動作するので、電源を必要とせず、長期の計測が可能です。
 リーダライターは「ハンディ型」「高出力型」の二種類をご用意。
 「ハンディ型」はかぶりが小さくい場合に用い、ボタンひとつで簡単に計測が行えます。
 「高出力型」は、タグのかぶり深さが大きい場合の計測に用います。
誰でも簡単に設置・計測ができる-
  タグはかぶり方向から35mm〜50mmの位置に番線もしくは結束バンドで固定、腐食環境センサーは専用の治具で鉄筋に固定します。設置はこれだけでOK。(治具と鉄筋とは絶縁しておきます)
 各リーダライターのアプリケーションでは、腐食環境の判断を色分け(点滅、カラーバー)で表示します。
 判定基準は、数多くの実験結果から導き出したものです。
▲カタログ(PDF)

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