ノシバ Zoysia japonica

センチピードグラス Centipedegrass

代表的な日本芝として古くから使われており,葉幅が広く硬質粗剛です。
シバ(ゾイシア)属の中でも最も大型ですが直立茎は10〜20cm程度で長いほふく茎を有します。耐寒性が高く北海道南部以西全国土で広く自生しており,公園緑地や河川敷,ゴルフコースのラフやフェアウェイ等の芝生として多く利用されています。

ノシバ      小型でやや粗剛な茎に細い葉を付ける暖地型多年草草種です。
初期発芽,生育はやや遅めですがほふく茎によって広がり,刈り込みを行うことにより密な芝生を形成します。
耐暑,耐旱性に優れ,酸性の土壌にも生育しますが耐寒性は劣るため関東以西の利用に適します。
センチピードグラス

ノシバ従来ノシバは栄養繁殖による芝を張芝として利用してきましたが,現在では発芽促進処理を施し高い発芽率を得ることが可能となり播種による芝生造成が行われるようになりました。

ノシバ(発芽率90%調整種子)

発芽率90%調整種子と従来種子の発芽率推移比較

従来の発芽促進処理と比較し,種子の休眠打破により適した処理を施した,発芽率90%調整種子です。
実際の発芽率は90〜95%に調整されています。また,高い発芽率だけでなく高い発芽勢もあわせ持っています。

従来の種子よりも早く一斉に発芽が始まり,国際種子検査規定に準じた発芽試験では2週間以内にほぼすべての種子の発芽が完了します。
これにより従来の種子を使用した場合に比べ,より速やかな芝生の造成が可能です。

ノシバ(発芽率90%調整種子)

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